スリナムはボーキサイトや木材資源に非常に恵まれている国

スリナムとは、南アメリカの北東部に位置する共和制の国家です。この国名は、先住民のスリネン人に由来しています。東西南北をそれぞれフランス領ギアナとガイアナ、ブラジル、そしてカリブ海・大西洋に囲まれています。首都はパラマリボです。

過去にはオランダ領ギアナと呼ばれる地域でした。オランダより独立したのは1975年11月25日と比較的遅い時期です。

そのため、南アメリカで唯一のオランダ語を公用語としている国です。それ以外にも、英語やスリナム語、カリブ系ヒンディー語、ジャワ語などが使用されています。下記で説明するように、様々な民族がいますので、信仰する宗教も多岐にわたっており、キリスト教やヒンドゥー教以外に、イスラム教等も信仰されています。

国土の大部分はギアナ高地にあり、面積、人口共に南アメリカで最小の独立国です。面積は16万3820平方キロメートルと日本の約2分の1しかありません。

また、国の人口は54.8万人で、日本で一番人口の少ない鳥取県の人口約57.4万人よりも小規模です。この人口の約9割がパラマリボか沿岸部に居住しています。

国民の民族の内訳ですが、最も多いのがヒンドゥー系で37パーセント、次いでクレオール系が31パーセント、その他ジャワ系15パーセント、マルーン系10パーセント、先住民系2パーセントなどとなっています。なお、マルーン系とは内陸に逃れたアフリカ系奴隷の子孫を指しています。

彼らは、奴隷制廃止まで北部都市に生活していた同じアフリカ系のクレオール政権に対して、1986年から1992年まで反乱を起こして戦っていました。

さて、スリナムとは、経済的にみてどのような国なのでしょうか。通貨はスリナム・ドル(SRD)で、2004年1月に1000ギルダーを1SRDとして、新通貨に交換されました。2015年1月現在、1米ドルは3.3SRDで取引されています。

資源面でいえば、ボーキサイトや木材資源に非常に恵まれている国です。事実、この国の経済はボーキサイトに大きく依存しており、GDPの約15パーセント、輸出額の実に約7割を占めています。

近年では石油資源や金の産出国としても期待され、外国に輸出されています。また、農業では砂糖や米、そしてバナナなどが作られ、これらの作物が輸出されています。漁業ではエビが欧州や日本に輸出されています。

なお、国民の約4分の1が農業に従事しています。他国に強く依存した経済状況となっており、主な貿易相手国はオランダ、アメリカ合衆国、カリブ海諸国などとなっています。